補足:Red 7
Red 7 は Hi-Lo と KO の中間に位置する不平衡カウントシステムです。赤い 7(♥ と ♦)を +1、黒い 7(♠ と ♣)を 0 とカウントし、この「半分の 7」という不平衡によって True Count 換算を省略できます。
Hi-Lo のような平衡システムでは Running Count を残りデッキ数で割って True Count に換算する必要があります。Red 7 は赤い 7 だけをカウントすることで、1 デッキあたり +2 の余剰(1 デッキの 4 枚の 7 のうち、赤い 2 枚だけが +1)を生み出し、適度な不平衡によって RC 自体がデッキの深さを反映し、直接判断に使えます。
Red 7 カード値
| カード | カウント |
|---|---|
| 2–6 | +1 |
| 赤い 7(♥、♦) | +1 |
| 黒い 7(♠、♣) | 0 |
| 8、9 | 0 |
| 10、J、Q、K、A | -1 |
Hi-Lo との違いは 7 の扱いだけです。Hi-Lo はすべての 7 を 0 としますが、Red 7 は赤い 7 を +1 にします。スートを識別するだけで、Hi-Lo をベースに異なる判断しきい値を使えます。
IRC(Initial Running Count)
Red 7 は不平衡なため 1 デッキあたり +2 の余剰があり、6 デッキでは合計 +12 になります。デッキ数が違っても RC しきい値が一貫した意味を持つよう、IRC = -2 × デッキ数を設定します。6 デッキなら IRC = -12 となり、シューの半分前後(通常の優位反転点)で RC が 0 付近になります。アプリの Red 7 トレーニングモードでは起点 RC の設定に対応しています。
Red 7 は True Count 換算を省略しながらも KO より Hi-Lo に近い判断精度を持ちます。不平衡量が小さいためです(1 デッキあたり +2 vs KO の +4)。代わりに 7 のスートを識別する必要があり、追跡の負担が少し増えます。
インシュランス
| 状況 | 基本戦略 | Deviation |
|---|---|---|
| ディーラー A | インシュランスなし | RC >= +2 でインシュランス |
サレンダー Deviations
| プレイヤー手札 | ディーラー | Deviation |
|---|---|---|
| 15 | A | RC >= +3 でサレンダー(H17・S17 共通) |
| 15 | 10 | RC >= 0 でサレンダー |
| 14 | 10 | RC >= +3 でサレンダー |
ハードハンド Deviations
| プレイヤー手札 | ディーラー | 基本戦略 | Deviation |
|---|---|---|---|
| 16 | 10 | H / R | サレンダー不可かつ RC >= 0 でスタンド |
| 15 | 10 | H / R | サレンダー不可かつ RC >= +4 でスタンド |
| 16 | 9 | ヒット | サレンダー不可かつ RC >= +4 でスタンド |
| 13 | 2 | ヒット | RC >= 0 でスタンド |
| 13 | 3 | ヒット | RC >= -1 でスタンド |
| 12 | 2 | ヒット | RC >= +3 でスタンド |
| 12 | 3 | ヒット | RC >= +2 でスタンド |
| 12 | 4 | スタンド | RC < 0 でヒット |
| 12 | 5 | スタンド | RC < -2 でヒット |
| 12 | 6 | スタンド | RC < -1 でヒット |
ダブル Deviations
| プレイヤー手札 | ディーラー | Deviation |
|---|---|---|
| 11 | A | RC >= +1 でダブル |
| 10 | 10 | RC >= +4 でダブル |
| 10 | A | RC >= +4 でダブル |
| 9 | 2 | RC >= +1 でダブル |
| 9 | 7 | RC >= +3 でダブル |
ペアスプリット Deviations
| ペア | ディーラー | 基本戦略 | Deviation |
|---|---|---|---|
| 10,10 | 5 | スタンド | RC >= +5 でスプリット |
| 10,10 | 6 | スタンド | RC >= +4 でスプリット |
これらの deviations は本アプリで採用している Red 7 index spec に基づき、TC 換算なしに RC しきい値を直接使用しています。IRC 設定は RC の起点値に影響し、deviation の発動タイミングが変わります。実際のデッキ数に合わせてアプリ設定で調整してください。